意岐部春の宮教会は金峯山修験本宗に属する道場で、奈良・吉野の蔵王権現信仰を荒本の地に伝える修験道の拠点である。金峯山修験本宗は奈良・吉野の金峯山寺(蔵王堂)を総本山とし、役行者(えんのぎょうじゃ、634〜706年)を開祖とする修験道の宗派である。役行者は大和国(現・奈良県)の人で、山岳での厳しい修行によって超人的な法力を得たと伝わる。吉野・大峯山は修験道の根本道場として奈良時代から多くの行者が参籠し、神仏習合の精神のもとで山岳修行が行われてきた。明治の神仏分離により修験道は一時廃止の憂き目に遭ったが、戦後の1952年に金峯山修験本宗として復活した。意岐部春の宮教会はその流れを受け、河内の地で修…