下田市白浜に鎮座する延喜式名神大社で、三嶋大社の主神・三嶋大明神の御妃である伊古奈比咩命を主祭神として祀る(白濱神社とも称される)。承和9年(842年)の『続日本後紀』に「二祭神始造地」の奇瑞が記され、貞観元年(859年)には神封が奉納されるなど、平安時代初期から朝廷に厚く崇敬された。延喜式神名帳(927年)には伊豆国加茂郡の名神大社(最上位)として記載されている。戦国期には衰退したが、慶長12年(1607年)に大久保長安(徳川氏の伊豆代官)が梵鐘を奉納した。境内には樹齢千年以上とも伝わるビャクシン(白槙)の叢生地が広がり、静岡県指定天然記念物に指定されている。伝統芸能「三番叟(さんばそう)」…