稲荷神社(鎌倉3-27-18)は葛飾区鎌倉三丁目に鎮座し、主祭神に宇迦之御魂神を祀る神社本庁所属の神社である。葛飾区鎌倉地区は江戸時代の農村集落であり、稲作を中心とした農業が主要産業であった。稲荷社は農村の各字(集落単位)に設けられることが多く、この稲荷神社も「鎌倉村」の一角の守護神として勧請されたと考えられる。宇迦之御魂神は稲・食糧・財の神として農民・商人いずれにも篤く崇敬されてきた。戦後の高度成長期に農地が住宅・工場用地に転換された後も、地元の氏子会が初午祭・例大祭を守り、地域の絆を維持してきた。