石船神社は新潟県村上市岩船に鎮座する古社で、古代の磐舟柵(いわふねのき)にゆかりを持つ歴史的に重要な神社です。磐舟柵は大化改新後の日本が蝦夷経営のために設置した古代の柵(防衛・行政施設)の一つで、645年頃に設置されたとされています。石船神社はその磐舟柵の守護神として創建されたと伝わり、古代日本の東北経営史において重要な意義を持ちます。主祭神は大国主命・少彦名命などで、縁結び・農業・商売繁盛のご利益があります。岩船港を見渡せる高台に位置し、港町・岩船の守護神として漁師・船乗りからも崇められてきました。古代から現代まで一貫して地域の精神的な中心として機能してきた、越後北部を代表する古社の一つです。