いわき市常磐湯本町に湧く古湯で、道後温泉・有馬温泉と並ぶ「日本三古泉」のひとつに数えられる。開湯は延喜年間(901-923年)と伝わり、1300年以上の歴史を誇る。藤原時代から貴族に愛された湯で、源頼義・義家父子が奥州遠征の際に入浴したとの伝説も残る。無色透明の硫黄泉で、毎分5トンという豊富な湧出量を誇る。温泉街は20軒以上の旅館が並び、源泉掛け流しの温泉を堪能できる。江戸時代には磐城平藩内藤家の湯治場として栄え、戊辰戦争・明治炭鉱・フラガール(ハワイアンズ)の歴史を経て、昭和・平成と変遷しながら今も湯治場の風情を残す。