伝承では673年(白鳳2年)に千手観音が安置され、770年(宝亀元年)に鑑真の高弟・道忠によって開山創建された。平安初期の貞観年間には清和天皇の勅願所となり、東国天台教学の中心寺院として栄えた。源頼朝は鎌倉幕府成立後に慈光寺へ田畑を寄進し、徳川家も朱印地を与え、長く関東屈指の大寺として保護された。宝物として国宝『慈光寺経(法華経一品経)』、重要文化財の銅鐘・梵鐘など多くの文化財を伝える。山中には開山堂・霊山院など多くの塔頭が点在し、天台山岳寺院の風格を残す。坂東三十三観音第九番札所として「都幾の観音」とも呼ばれ、巡礼者が絶えない。