琵琶湖東岸、東近江市長勝寺町の乎加神社境内に残る前方後方墳。全長約36.5m(後方部22m・前方部14.5m)、周濠を含めると全長78mに及ぶ。かつては前方後円墳とみられていたが、2000年の第2次調査で前方後方墳であることが判明した。後方部の盛土は現状で3.8m、築造当初は5.3mほどあったと推定され、平地に築かれた初期の前方後方墳の姿を良く伝える希少な事例とされる。後方部からは並列する2基の木槨が確認されており、有力な夫妻が葬られたとみられる。周辺からは弥生時代後期の土器も出土し、埋葬時期は3世紀前半頃と推定される。大和政権と対峙したとされる狗奴国連合の首長層との関わりを指摘する説もある。2004年(平成16年)に滋賀県指定史跡となり、乎加神社の社地として長く守り伝えられてきた。