天平18年(746年)、聖武天皇の勅願によりインドの僧・婆羅門僧正(ボーダイセンナ)が開山したと伝わる。創建当初より最上川中流域の寒河江荘における信仰の中心として機能し、天台宗・真言宗の法灯を伝える有力寺院として発展したとされる。鎌倉時代には源頼朝の命により、大江広元の子・大江親広が地頭として入部し、幕府の庇護のもとでさらに繁栄した。中世には東北地方における仏教文化の拠点として多くの参拝者を集め、堂塔の整備が進んだ。近世に入ると慶長13年(1608年)に三重塔が再建され、山形県指定文化財となっている。境内の本堂・薬師堂・山王神社など複数の建造物は国指定重要文化財に列せられており、境内全体は国の…