浄行寺は浄土真宗本願寺派に属する寺院で、枚方市新町に位置する。浄土真宗の開祖・親鸞聖人(1173〜1262年)は比叡山で修行の後、法然のもとで他力本願の教えに目覚め、越後への流罪(1207〜1211年)を経て関東各地で布教活動を行った。晩年に帰洛した親鸞の没後、末娘・覚信尼が廟所として大谷廟堂を設けたことが本願寺の起源とされる。室町時代には蓮如上人が「御文章」を用いた布教で信者を拡大し、大坂・石山に本拠を置いた石山本願寺は織田信長と11年にわたる石山合戦(1570〜1580年)を戦い抜いた。浄行寺は本願寺派の末寺として枚方の新町地区に根付き、この地の人々の信仰生活を支えてきた。