津嶋神社の創建年代は明らかではないが、古来より讃岐の沖合に浮かぶ小島・津嶋に祀られた海の神として、地域の人々の信仰を集めてきたと伝わる。祭神は天疫神(牛頭天王系)とも五十猛命ともされ、子供の守護神として崇敬されてきた。中世以降、讃岐の漁村や農村において子供の無病息災を祈る信仰が根付き、旧暦7月24・25日の大祭が慣習として定着していったとされる。近世には周辺地域の氏子による祭礼組織が整えられ、四国各地からの参拝者が訪れるようになったと伝わる。明治以降の近代化を経ても信仰は衰えることなく、昭和初期には祭礼期間に合わせてJR予讃線の臨時駅「津島ノ宮駅」が設けられるほどの参拝者が集まるようになった。…