推古天皇6年(598年)、聖徳太子が開創したと伝わる千葉県最古の寺院。
鹿野山の名は釈迦の初転法輪の地「鹿野苑」に由来するとされる。
奈良時代には行基菩薩が伽藍を整備し、房総における仏教の拠点となった。
平安時代には真言宗の寺院として密教の修行道場となった。
中世には房総の武家からも篤い庇護を受けた。
里見氏の時代には里見家の祈願所として重要な位置を占めた。
江戸時代には徳川幕府より朱印地を賜り、安定した寺勢を維持。
鹿野山は古くから霊山として崇敬され、修験道の行場でもあった。
明治以降も房総を代表する古刹として存続し続けた。
現在は観光と信仰の両面で親しまれる、千葉県屈指の歴史的寺院である。