大仙市に鎮座し、全国屈指の安産・子育ての霊験あらたかな神社として知られる。祭神の天日鷲命(あめのひわしのみこと)は物部氏ゆかりの神で、古代の物部氏が東北へ勢力を伸ばした歴史と深く結びついている。安産・子授け・子育ての神として特に女性からの信仰が篤く、秋田県内外から妊婦や子育て中の親が安産祈願のために参拝に訪れる。境内の「お産清水」は古くから安産の霊水として知られており、参拝者がこの水で身を清める風習が今も続く。「唐松踊り」と呼ばれる独自の神事舞踊が伝えられており、国の重要無形民俗文化財にも指定されている重要な民俗芸能である。社殿周辺の唐松(カラマツ)の木立は秋に黄金色に染まり、美しい景観を見せる。古代物部氏の信仰を継承する神社として学術的価値も高く、古代東北史を考察する上でも重要な存在である。秋田の安産信仰の中心地として、長年にわたり多くの家族の幸せを見守ってきた。