丹後縮緬(たんごちりめん)は享保5年(1720年)に峰山出身の絹織物職人・絹屋佐平治(きぬやさへいじ)が京都西陣の緯糸撚り技術を丹後に持ち帰ったことで始まった。縮緬は緯糸(よこいと)を強く撚ることで生地に「しぼ(皴)」を出した絹織物で、その独特の肌触りと光沢が着物・帯地として珍重された。丹後(峰山・網野・宮津・伊根など)はこの縮緬の産地として急速に発展し、江戸中期以降に農村部の収入源として定着した。現在も「丹後縮緬」は日本の伝統絹織物の代名詞として高級着物地の原材料をほぼ独占し、全国の絹織物生産量の約30%を占める(「KYO TO KYO」ブランドで海外展開も)。峰山藩(みねやまはん)は江戸時…