香取神社(堀切)は葛飾区堀切八丁目に鎮座し、主祭神に経津主命を祀る神社本庁所属の神社である。香取神社は千葉県香取市の下総国一宮・香取神宮を総本社とし、関東一円の農村・漁村に多く分布する。堀切は荒川と中川に囲まれた地区で、江戸時代から菖蒲の栽培が盛んであり、「堀切菖蒲園」は江戸市民の花見の名所として知られていた。香取神社はこの農村集落の鎮守として勧請され、農耕・漁業・水上安全のご利益を授けてきた。明治以降の都市化の波を受けながらも、堀切の氏子たちは夏越の大祓・例大祭を通じて神社を守り続けた。現在も堀切菖蒲園の近くに位置し、菖蒲の季節には多くの参拝者が訪れる地域の信仰の場となっている。