岸和田城の起源は南北朝時代にさかのぼる。14世紀後半、楠木正成の一族である岸和田氏(楠木氏の一族)がこの地に砦を構えたと伝わり、1400年頃に城郭としての体裁が整えられたとされる。戦国時代には三好氏や織田氏の勢力争いに巻き込まれ、城主が幾度か交代した。1585年(天正13年)、豊臣秀吉の弟・秀長の家臣として岡部則綱が城主となり、以後岡部氏が代々城主を務めた。江戸時代には岡部氏5万3千石の居城として城下町が整備され、近世城郭として発展した。1827年(文政10年)、落雷によって天守が焼失した。明治維新後も城跡は残されたが、天守台は長らく石垣のみの状態が続いた。1954年(昭和29年)、鉄筋コンク…