創建年代は詳らかではないが、菅原道真公を祀る北野神社として大田区南馬込の地に鎮座してきた。天神信仰は京都の北野天満宮を総本社とし、平安時代の公卿・菅原道真公を学問・詩文の神として崇める。道真公は右大臣にまで昇りつめたが、藤原氏の謀略によって大宰府に左遷され、923年に薨去された。その後に起きた天変地異が怨霊の祟りとされたことで神格化が進み、天満宮・北野神社として全国に祀られるようになった。馬込地区は大正から昭和初期にかけて文人たちが多数居住した「馬込文士村」で知られ、学問の神を祀る北野神社との縁が深い土地柄である。