天平13年(741年)の聖武天皇の詔により、志摩国の国分僧寺として建立されたと伝わる。天平16年(744年)の詔によれば、同年に志摩国国分僧尼両寺の造寺用料が尾張国から割り当てられており、この頃に本格的な伽藍整備が進んだとみられる。大同4年(809年)には「志摩国分僧尼両寺を伊勢国分寺に遷す」と記録され、いったん廃絶に近い状態となった。室町時代に応仁の乱(1467年)で焼失したが、文明17年(1485年)に再興された。江戸時代中期に天台宗となり現在に至る。現在の本堂は天保8年(1837年)に着工し天保14年(1843年)に完成した。室町時代作の木造薬師如来坐像(ヒノキ寄木造・像高188cm)は…