尾張大國霊神社の創建年代は明らかでないが、延喜式(927年成立)の神名帳に「尾張大國霊神社」として記載される式内社であり、古代より尾張国の総社・三宮として崇敬を集めてきたと伝わる。社名の「国府宮」は、社地が尾張国府の近傍に位置したことに由来するとされる。中世には戦乱による社殿の荒廃も経験したと伝わるが、尾張国内の武将や民衆による崇敬は絶えなかった。江戸時代には尾張藩の崇敬を受け、社殿の整備・修復が進められた。明治時代の近代社格制度のもとでは県社に列せられた。毎年旧暦1月13日に行われる「儺追神事(なおいしんじ)」は、奈良時代に始まったとも伝わる古い祭礼であり、1977年(昭和52年)に国の重要…