舞鶴市鹿原(かはら)にある真言宗東寺派の寺院で、山号は鹿原山、寺号は慈恩寺、本尊は波切不動明王。『金剛院慈恩寺縁起』によれば、天長6年(829年)に平城天皇の皇子で真言宗の僧となった真如法親王(高岳親王)が高野山から弁才天を勧請して創建したと伝わり、のち白河天皇が中興したという。本堂脇にそびえる三重塔は、永保3年(1083年)に真如法親王の供養のために創建されたと伝わり、現在の塔は室町時代の再建で国の重要文化財に指定される。鎌倉時代の名仏師快慶の代表作とされる深沙大将立像を蔵する。江戸時代に細川幽斎(藤孝)が作庭したと伝わる鶴亀の庭とともに植えた楓が知られ、秋には紅葉の名所「丹後のもみじ寺」と…