光明寺は大阪市大正区小林東に位置する浄土真宗本願寺派(西本願寺系)の寺院である。「光明」とは阿弥陀仏が放つ無量の光明を指し、浄土真宗の寺院によく用いられる寺号である。親鸞聖人(1173〜1262年)が開いた浄土真宗は、阿弥陀仏の本願を信ずるだけで救済されるという他力信仰を説き、中世以降に民衆の間に深く浸透した。大坂は「一向一揆」の本拠地・石山本願寺(1496年〜1580年)が置かれた地であり、浄土真宗との歴史的縁が深い。その宗教的土壌の上に立つ光明寺は、大正区小林東地区において地域住民の菩提寺として根付き、報恩講・盂蘭盆会など真宗の年中行事を守りながら今日まで受け継がれている。