光清寺は大阪市旭区新森に位置する本門佛立宗の寺院である。本門佛立宗は幕末の嘉永6年(1853年)に長松清風(日扇上人)が京都で立教した在家仏教運動である。日扇上人は日蓮聖人の「立正安国」の精神を継承しつつ、在家信者が主体となって「御講」の場で唱題修行を行う独自の布教スタイルを確立した。明治以降、大阪の商工業者層の間で急速に信徒を増やし、旭区にも布教拠点が開かれた。旭区新森一帯は近世に農村であったが、大正から昭和にかけて大阪市への編入とともに住宅地化が進んだ。光清寺はその地域変化の中で信仰の場を提供し続け、法華経の唱題を中心とした宗教活動を通じて地域住民との絆を深めてきた。