弘前市に位置する津軽三十三観音霊場の第一番札所として知られる真言宗の古刹。津軽藩三代藩主・津軽信義が霊場巡礼の制度を整えた際に第一番に定められた由緒ある寺院。坂上田村麻呂創建との伝承を持ち、観音信仰の霊場として津軽の人々に広く崇敬されてきた。弘前市郊外の丘陵地に位置し、参道の石段を登ると境内から弘前市街と岩木山が一望できる絶景が広がる。境内には「お菊人形」と呼ばれる不思議な人形が安置されており、その怪談めいた言い伝えとともに有名になり現在も多くの人が訪れる。境内一帯は春の桜と秋の紅葉が美しく、四季を通じて自然の恵みを感じられる信仰と自然が融合した霊場である。