広島市東区山根町、尾長山(二葉山)の麓に位置する日蓮宗の本山(由緒寺院)で、すぐ近くに尾長天満宮がある。暦応3年(1340年)、当地で庵を営んでいた暁忍が日蓮の孫弟子にあたる日像に師事し、「暁忍寺」として開いたのを起源とする。明暦2年(1656年)、広島藩浅野家2代藩主浅野光晟の正室で加賀藩主前田利常の三女である満姫の帰依を受けて浅野家の菩提寺となり、寺号を「國前寺」と改めた。本堂は寛文11年(1671年)の建立で二重屋根の寄棟造、庫裏も同時期の建築とみられ、平成5年(1993年)にともに国の重要文化財に指定された。山門を含む境内は市の重要有形文化財である。