創建年代は定かでないが、古代にまで遡るとも伝わる草津温泉の鎮守社である。主祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)で、東征の折に当地を訪れたとの伝承と結びついて信仰を集めてきたとされる。中世以降、草津の湯が広く知られるようになるにつれ、湯守や旅籠の主人たちが温泉の守護神として篤く崇敬し、社殿の維持・修復が重ねられてきたと伝わる。近世には草津温泉が湯治場として全国的な名声を得るなかで、当社も温泉地の精神的な拠り所として地域社会に根付いた。明治期の神仏分離・近代社格制度のもとでも信仰は途絶えることなく継続し、地域の産土神・旅人の守護社としての役割を保ち続けた。現在も毎年7月に草津温泉最大の夏祭りが当…