真言宗智山派の寺院で、平安時代初期に坂上田村麻呂の開基と伝わる。建保年間(1213〜1219)に瀧憲鏡阿闍梨が中興したとされる。観音堂に安置される木造聖観音立像は平安時代末期の作とみられ、像高103センチメートル。檜材の割矧造・漆箔仕上げで、定朝様式を伝える優美な姿をとどめている。腰をひねる姿勢から三尊像の脇侍として造立されたと考えられ、昭和29年(1954)に埼玉県指定有形文化財(彫刻)に指定された。12年に一度、午の年のみ開帳される秘仏である。境内には6世紀末から7世紀初頭に築かれた小見真観寺古墳(国の史跡、1931年指定)があり、寺院創建より数百年遡る歴史的重層性を示している。