松苧神社は新潟県十日町市松之山に鎮座する神社で、茅葺き屋根の本殿が国の重要文化財に指定されている歴史的に価値の高い神社です。越後の山間部の静寂な環境に佇む本殿は、室町時代の建築様式を今に伝える貴重な遺構として高く評価されています。主祭神は苧麻を司る神で、越後ちぢみに代表される麻布・絹織物文化と深く結びついています。古来より織物の守護神として機能してきた歴史を持ち、機織りを生業とする人々の信仰を集めてきました。重厚な茅葺きの本殿は凛とした美しさを持ち、四方を囲む原生林の緑と相まって神聖な空間を形成しています。十日町エリアの豊かな文化遺産の一つとして、文化財保護の観点からも重要視されています。