阿賀町に伝わる「越後七不思議」の一つとして知られる耳無の池は、古来より不思議な伝承と伝説が語り継がれてきた神秘的な場所である。越後七不思議とは越後国各地に伝わる不可思議な現象や場所の集まりで、耳無の池はカエルが鳴かないという奇妙な言い伝えで有名である。この池にまつわる伝説では、弘法大師が池のカエルの鳴き声がうるさいため「鳴くな」と命じたところ、以来カエルが鳴かなくなったという話が伝わる。阿賀野川流域の豊かな自然の中に位置するこの場所は、越後の民間信仰と自然崇拝が融合した文化的な遺産として重要な意味を持つ。越後の歴史・伝承文化に関心を持つ人々が訪れる、地域の個性豊かな史跡である。