天慶年間(938〜947)に源経基が創建したという説と、平安時代初期に慈覚大師円仁が創建したという説が伝わる古社。承久3年(1221)、北条義時が当地を鶴岡八幡宮の社領として認めた頃に鎌倉・鶴岡八幡宮の分霊を勧請して現社の基礎が成立したと推測されている。古くは足立郡谷古田領三十二か村の総鎮守に列せられ、地域の守り神として篤く崇敬された。本殿に安置される木造僧形八幡坐像(高さ約24センチ)の胎内からは弘安5年(1282)の願文約36点が発見されており、鎌倉時代以来の信仰の深さを今に伝える。この坐像は昭和39年(1964)に埼玉県指定有形文化財に指定されている。境内には樹齢約700年とされる大イチ…