光正寺は大阪府八尾市竹渕に位置する真宗仏光寺派の寺院である。仏光寺派は、親鸞聖人の曾孫・了源(1295〜1335年)が京都山科に仏光寺を建立したことに始まる浄土真宗の一派である。了源は民衆への布教に絵系図や名号の配布を活用し、近畿を中心に広大な教勢を誇ったが、15世紀に本願寺の蓮如上人の教線拡大によって多くの末寺が本願寺派に転じた。仏光寺派は京都・下京区の仏光寺(現在も存続)を本山として独自の教線を維持した。河内国では仏光寺派の末寺が点在し、光正寺もその一つとして地域の菩提寺の役割を果たしてきた。近世には幕府の寺請制度のもとで檀家制度が整備され、現代に至るまで地域住民の葬礼・法要を担ってきた。