馬場都々古別神社は、棚倉町に鎮座する式内名神大社で、陸奥国一宮論社の一つとして中世以来尊崇されてきた。主祭神は味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)で、相殿に日本武尊を配祀する。創祀は景行天皇の御代に日本武尊が東征の途次に建鉾山(現白河市)に鉾を立て、味耜高彦根命を祀ったことに始まると伝えられる。大同2年(807)には坂上田村麻呂が社殿を棚倉城跡の地に造営し、日本武尊を相殿に奉斎したとされている。延喜式神名帳(927年)に「陸奥国白河郡 都都古和気神社(名神大社)」として記載される。寛永2年(1625)、棚倉藩主・丹羽長重が幕命により棚倉城築城に際して現在地に遷座。文禄3年(1594)造営…