都城島津家は戦国期に薩摩島津氏の庶流として都城に土着し、島津本家の支配下のもと都城地方の地頭・地域支配者として機能した。江戸時代には薩摩藩の家老格の家として都城を治め、幕末まで同地方の中心的支配者の地位を保ち続けた。明治維新後、明治政府の版籍奉還・廃藩置県によって旧藩体制は解体されたが、都城島津家は旧華族として伯爵位を受け、都城市内に近代的な住居を構えた。現在の邸宅は明治12年(1879年)頃の建築を基礎とする近代和風建築で、広大な日本庭園とともに保存されている。史料館では家伝の刀剣・武具など都城島津家の歴史資料を公開しており、島津家の支流として南九州の歴史に深く関わった都城島津家の足跡を今に…