関之尾滝は宮崎県都城市を流れる大淀川支流・庄内川に位置する。滝周辺の地形は約6万年前の加久藤火砕流堆積物によって形成されたとされ、長年にわたる流水の侵食作用が滝上部に「関之尾甌穴群」と呼ばれる世界最大級の甌穴(ポットホール)群を生み出した。この甌穴群は学術的価値が高く認められ、1924年(大正13年)に国の天然記念物に指定されている。近世以降、滝は都城地方の景勝地として地域住民に親しまれてきたと伝わる。近代以降は観光地として整備が進み、幅40メートル・高さ18メートルの男滝を中心に女滝・二滝の三滝が広く知られるようになった。1990年(平成2年)には林野庁・環境庁(現環境省)が選定する「日本の…