福津市は宗像大社の信仰圏に属し、古代から「神宿る島」沖ノ島を擁する宗像地域と一体の神郡を形成してきた。宗像三女神(田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神)は天照大神と素戔嗚尊の誓約から生まれたと伝わり、沖ノ島・大島・本土の三宮で祀られてきた。4世紀から9世紀にかけて沖ノ島では大陸との交流を祈る国家的祭祀が行われ、約8万点の奉献品がすべて国宝に指定されており「海の正倉院」とも呼ばれる。遣唐使をはじめ大陸へ渡る船人たちが安全を祈願した海上交通の要衝として、1400年超の信仰が継承されてきた。2017年にユネスコ世界文化遺産に登録された。