茨城県那珂郡東海村村松に鎮座する伊勢神宮の分霊社で、「東の伊勢」「関東一の伊勢の宮」と称される由緒ある神社。主祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)の二柱で、伊勢神宮内宮・外宮の祭神を併せ祀る。創建は天和元年(1681年)と伝わり、伊勢神宮から神霊を勧請して水戸藩二代藩主・徳川光圀の支援により建立された。光圀は伊勢神宮への崇敬篤く、関東地方の人々が遠方の伊勢まで参拝するのが困難なため、「東国の伊勢神宮」として当社を整備したとされる。境内は太平洋に面する海岸松林に位置し、伊勢の神宮を彷彿とさせる神聖な雰囲気を醸す。社殿は伊勢神宮を模した神明造(しんめいづくり)で、簡素にして荘厳な美しさを持つ。隣接する村松山虚空蔵堂(日本三大虚空蔵堂の一つ)と共に東海村の二大信仰拠点を形成し、二社一寺を巡る参拝が古来盛んに行われてきた。例祭は10月17日。JR常磐線東海駅か…
村松大神宮(むらまつだいじんぐう)は、天和元年(1681年)、水戸藩第2代藩主・徳川光圀(1628-1701、水戸黄門)の発願により創建された伊勢神宮の分霊社である。光圀は伊勢神宮への崇敬篤く、また藩政において常陸国の精神的支柱となる神社の整備を進めていた。当時、関東地方の人々が伊勢神宮へ参拝するには、陸路で約400km、徒歩で片道2週間以上を要し、庶民にとっては容易ではなかった。光圀はこれを憂慮し、東国の人々が伊勢の神に祈りを捧げられるよう、伊勢神宮から神霊を勧請して常陸国に「分霊の伊勢」を建立することを決意した。創建地として選ばれたのは、常陸国那珂郡村松村(現・茨城県那珂郡東海村村松)の太…