妙信寺は大阪市生野区小路東に位置する真宗大谷派の寺院である。「妙信」の寺号は阿弥陀仏への信心の深さを表す言葉で、浄土真宗の信仰の核心を示す。真宗大谷派は1602年(慶長7年)の東西分派以来、東本願寺を本山として活動を続けており、全国に約8,000か寺の末寺を擁する大宗派である。生野区はかつて河内国に属し、農村としての歴史を持つ土地であったが、明治・大正・昭和の都市化とともに住宅地へと変貌した。当寺はこうした地域の変遷のなかで、住民の信仰の拠り所として根を張り、親鸞聖人が示した「悪人正機」の教え──すべての人が阿弥陀仏の救いを受け得る──を地域に伝え続けてきた寺院である。