岐阜県中津川市に所在する苗木城は、木曽川に望む標高432mの高岩山頂に築かれた山城跡。巨岩を石垣に組み込んだ独特の縄張りが特徴で、「岐阜のマチュピチュ」とも呼ばれる絶景の城跡として近年SNSで人気を集める。天守は岩盤上に「柱穴」を穿ち、直接天守の柱を立てるという全国でも類例のない構造だった。慶長5年(1600年)の関ヶ原合戦後に遠山氏が入封し、以後廃藩置県まで遠山氏が苗木藩主として治めた。現在は城跡が国の史跡に指定されており、復元された天守台からは木曽川・中津川市街・恵那山などの絶景が一望できる。早朝に雲海が発生することがあり、雲海に浮かぶ城跡の幻想的な景観は特に人気が高い。