天正元年(1573年)、羽柴秀吉は小谷城攻略の功績により織田信長から北近江3郡を与えられ、琵琶湖畔に長浜城を築いた。秀吉はそれまでの地名「今浜」を「長浜」と改め、城下町を整備するとともに楽市楽座を設けて商業を奨励した。これは秀吉にとって初めて城持ち大名となった出発点であり、後の天下統一への第一歩となった。天正11年(1583年)の賤ヶ岳の戦いで秀吉が柴田勝家を破り大坂城へ移ると、長浜城は廃城となった。その後、城地および建材の一部は彦根城築城の際に転用されたとされる。江戸時代を通じて城郭としての機能は失われ、遺構も失われていったが、昭和58年(1983年)に市制施行50周年を記念して天守が外観復…