山号は**大盛山**、本尊は釈迦牟尼仏。慶長19年(1614年)、**嘉屋首座(かやしゅそ)**が、織田家の菩提寺として名高い名古屋・**萬松寺(ばんしょうじ)**の末寺として開いた曹洞宗の寺院。名古屋城の築城(1610〜1612年)と城下町の整備が進む時期に創建され、以来、北区志賀の地に法灯を伝えてきた。境内で最も貴重なのが、名古屋市指定文化財の**六地蔵石仏**である。室町時代・大永7年(1527年)に「尾州山田庄志賀郷」の住人が寄進した硬質砂岩製の板碑で、**上下二段に三体ずつ、計六体の地蔵**が浮き彫りにされている。六地蔵は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道をさまよう衆生を救うという信仰に基づくもので、戦乱で多くの死者を出した室町期の世相を映す貴重な石仏といえる。また当寺の周辺には、石を集めて磨くことを愛した東志賀村の無欲な百姓「**志賀の源吉**」を慕う人々が建てた「金牛岡」…