南部八幡宮は青森県三戸郡南部町に鎮座する神社で、八幡神を祀る八幡宮として南部地方の武家社会の信仰を長年にわたって集めてきた。八幡神は武家の守護神として古くから崇拝されており、全国の武士たちが氏神や守護神として祀ってきた神である。南部氏が支配した南部地方においても、八幡神への信仰は武家文化の根幹をなすものとして重要視されてきた。南部八幡宮はその地域の総鎮守として、農業・漁業・商工業など様々な産業に従事する人々の守護神として機能してきた。例大祭には神輿や山車が繰り出し、地域の伝統文化を今に伝える盛大な祭りが執り行われる。南部町の地域コミュニティの精神的な核として、現在も多くの地域住民の信仰を集めている。南部地方の歴史と武家文化を体現する重要な神社のひとつである。