1905年(明治38年)5月27〜28日に対馬沖で行われた日本海海戦を記念する碑が立つ対馬・御岳。東郷平八郎率いる日本連合艦隊がロシアのロジェストヴェンスキー提督指揮するバルチック艦隊(第二・第三太平洋艦隊)を迎え撃ち、世界海戦史上まれに見る一方的大勝利を収めた戦闘の海域。38隻からなるバルチック艦隊に対し、日本艦隊は丁字戦法(T字型の有利な陣形で集中砲火)で主力を撃沈・捕獲し、バルト艦隊の戦列艦21隻中19隻を戦闘不能にした一方、日本側は水雷艇3隻の損失にとどまった。対馬はこの海戦の観測・通報・補給の拠点となっており、御岳からはバルチック艦隊の航路が一望できる。島内には複数の日本海海戦関連碑が建てられ、東郷平八郎ゆかりの資料も展示されている。この海戦はジョン・コービットら西洋の軍事史家にも詳しく分析される近代海戦の傑作として今も研究される。