武蔵野の面影を色濃く残す臨済宗の名刹で、境内林は国の天然記念物。
約43haに及ぶ広大な境内林は関東随一の規模を誇り、紅葉の名所として全国的に有名。
永和元年(1375年)に岩槻に創建され、寛文3年(1663年)に現在地に移転した。
総門・山門・仏殿・中門が一直線に並ぶ伽藍配置は、禅宗寺院の理想的な姿を示す。
山門は茅葺屋根の堂々たる建築で、禅の厳しさと美しさを体現している。
松平信綱(知恵伊豆)の墓所があり、川越藩主ゆかりの寺院としても知られる。
境内の雑木林はクヌギ・コナラ・カエデなどで構成され、武蔵野の原風景を残す。
秋の紅葉は11月中旬から12月上旬が見頃で、燃えるような紅葉が境内を包む。
修行道場としての性格が強く、境内では静粛な雰囲気が保たれている。
東武東上線朝霞台駅またはJR北朝霞駅からバスでアクセスできる。
永和元年(1375年)、太田備中守資持が岩槻に創建し、石室善玖禅師を開山に迎えた。
当初は臨済宗建長寺派に属し、武蔵国の禅の拠点として発展した。
寛文3年(1663年)、川越藩主・松平信綱の遺命により岩槻から現在地に移転。
松平信綱は「知恵伊豆」と称された名君で、島原の乱鎮圧でも知られる。
移転に際して広大な境内林が整備され、武蔵野の自然が保全された。
以来、臨済宗妙心寺派の修行道場として厳格な禅の修行が続けられている。
江戸時代には幕府からも保護を受け、学問の場としても機能した。
明治以降も修行道場としての伝統を守り続け、
境内林は昭和43年(1968年)に国の天然記念物に指定された。
関東…