日本山妙法寺大僧伽は1917年に藤井日達上人が創立した法華経系の仏教教団で、「南無妙法蓮華経」を太鼓と共に唱えながら行進する平和行脚を世界各地で展開してきた。稲城市矢野口のこの道場は多摩地区における活動拠点のひとつで、多摩川沿いの穏やかな自然環境の中に建てられた。矢野口は古来、多摩川の渡し場として物資の往来が盛んだった地域であり、江戸時代以降は農業と川魚漁で生活を営む人々が暮らした。日本山妙法寺はインドや欧米での平和塔建立活動でも知られ、核兵器廃絶や戦争反対の運動に深く関わってきた歴史を持つ。この小僧伽(小さな僧伽)は地域に開かれた道場として、信者や参拝者が平和の祈りを共にする場を提供している…