延喜式神名帳に記載される武蔵国幡羅郡の式内社で、深谷地域の総鎮守として古くから信仰を集めてきた社です。創建年代は不詳ですが、孝昭天皇の御代に遡ると伝えられています。社名は神域に楡(ニレ)の木が繁茂していたことに由来するとされ、現在も樹齢約600年と推定される御神木の大楡が境内に現存し、埼玉県指定文化財に指定されています。中世には熊野信仰の影響を受け「熊野三社大権現」とも称されましたが、地元の人々は楡山神社と呼び続けたことが『新編武蔵風土記稿』に記されています。江戸時代には天台宗の東学院が別当寺を務め、明治5年(1872)に郷社、大正12年(1923)に県社に列格されました。主祭神は伊邪那美命で…