西之院は池上本門寺の塔頭寺院として設けられた日蓮宗の寺院で、本門寺の西側に位置することからその院号を得たとされる。南之院とともに本門寺の東西南北を守護する塔頭群の一つとして機能してきた歴史を持つ。池上本門寺は日蓮聖人が1282年に入滅した聖地として全国から参詣者が集まる霊場であり、西之院もその宗教的環境の中で地域信者の信仰生活を支えてきた。毎年10月のお会式では万灯行列が盛大に行われ、西之院もその伝統行事に参加して聖人への報恩の誠を表している。法華経読誦と先祖供養の法要を通じて、池上の信仰コミュニティを支え続けている。