群馬県伊勢崎市安堀町に所在する、伊勢崎市内最大級の前方後円墳。5世紀前半から中頃の築造と推定され、全長は125メートル(周堀を含めた総長は約192メートル)、後円部は直径77.2メートル・高さ9.5メートル、前方部は幅83.2メートル・高さ5.5メートルを測る。後円部墳頂には富士浅間神社が鎮座し、これが『お富士山』という古墳名の由来となった。埋葬施設として使用された長持形石棺は、砂岩製6枚の石材からなり全長285センチメートル・幅121センチメートル・重さ6.8トンに及ぶ。畿内の王墓に特有のこの石棺形式は、関東地方では太田市の天神山古墳とお富士山古墳の2例のみが確認されており、畿内のヤマト政権との強い結びつきを物語る。両毛線の敷設により前方部の一部が切断されている。