横手市雄物川町に鎮座する八幡信仰の神社で、雄物川流域の農業・交通の守護神として地域住民から長年崇敬されてきた。雄物川は秋田県を南北に流れる大河で、古くから舟運・農業用水として地域の生活・産業を支えてきた重要な河川である。八幡神社は誉田別命(応神天皇)を主祭神とし、武勇・農業・漁業の守護神として日本全国に広く分布する信仰の一社である。雄物川河畔という立地は古代から人々の往来・交易の要所であり、河川交通の安全を祈る人々の信仰を集めてきた。境内には雄物川流域の豊かな農業文化を伝える奉納物・農具等が保存されており、地域農業の歴史を学べる場ともなっている。例大祭では地域住民が一堂に会し、五穀豊穣・家内安全を祈る神事が行われ、雄物川町の年中行事として地域コミュニティの絆を深める機会となっている。横手市南部の農村地帯を守護する地域の神社として、住民に親しまれている。