広島県呉市南端と倉橋島の間を流れる幅90〜100mの瀬戸内海最狭の海峡。平安時代末期の仁安元年(1166年)、平清盛が日宋貿易の航路確保のため人夫を動員して一日で掘り割ったという伝説があり、夕日を扇で招き返して工事を完成させたという「日招き」の逸話が残る。海峡に架かる朱塗りの音戸大橋(昭和36年・1961年架橋)は広島を代表する景観で、桜と紅葉の名所・高烏台公園から瀬戸を見下ろす眺めは絶景。平清盛塚が海峡を見下ろす高台に立ち、春の桜まつりには多くの花見客で賑わう。「音戸漕ぎ」と呼ばれる独特な櫓漕ぎの伝統も残る。