御嶽山への山岳信仰は古代から存在したが、江戸時代中期・享保年間(1716〜1736年)頃に覚明行者(1718〜1786年)が庶民に門戸を開いたことで御嶽登山・信仰が全国に普及した。王滝口からの登拝は江戸中期以降に整備され、信濃・尾張など各地の御嶽講が組織されて多くの参拝者が訪れるようになった。明治の神仏分離令により御嶽神社として再整備され、国常立尊・大己貴命・少彦名命が正式な祭神として定められた。大正・昭和を通じて登山文化の普及とともに参拝者・登山者が増加した。平成26年(2014年)9月27日には御嶽山が突然噴火し、登山者58名が犠牲となる戦後最大の火山災害が発生した。以降は犠牲者への慰霊の…