天狗山は北海道小樽市の南部に位置する標高532メートルの山で、古くから小樽の人々に親しまれてきた。近代以前の詳しい記録は少ないが、山名は山岳信仰における天狗伝承に由来するとされる。昭和初期より山麓一帯でのスキー活動が始まり、地元スキー愛好家の拠点として知られるようになった。1958年(昭和33年)にロープウェイが開設され、山頂へのアクセスが飛躍的に向上したことで、スキー場としての整備が本格化するとともに、展望地としての人気も高まった。山頂に鎮座する大天狗像は「鼻なで天狗さん」と呼ばれ、鼻をなでると願いが叶うとの言い伝えが広まり、多くの参拝者を集めるようになった。その後、山頂からの夜景は「北海道…