嵐山町に鎮座する全国的にも珍しい「鬼」を祀る神社。
日本で鬼を祭神とする神社は極めて少なく、節分には「鬼は内、福は内」と唱える。
鬼が味方であるという独特の信仰は、受験生の合格祈願にも人気。
「鬼に金棒」の故事にちなみ、勝負運・合格運のご利益で知られる。
境内には鬼の像や金棒を模した石造物があり、ユニークな参拝が楽しめる。
菅谷館跡(畠山重忠の居城)に近く、武蔵武士ゆかりの地でもある。
嵐山渓谷は京都の嵐山に似た美しさから名付けられた紅葉の名所。
毎年2月の節分祭は独特の豆まきで全国から参拝者が訪れる。
本殿は小規模ながら独特の威厳を持ち、鬼の力強さを感じさせる。
東武東上線武蔵嵐山駅から徒歩約15分で、嵐山渓谷散策と合わせて楽しめる。
創建は鎌倉時代と伝えられ、畠山重忠の家臣が鬼門除けとして創建したとされる。
畠山重忠は鎌倉幕府の御家人で、武蔵武士の鑑と称えられた名将。
菅谷館を本拠地とし、源平合戦で活躍したことで知られる。
鬼を祀る理由は諸説あるが、鬼門の方角に位置する邪気を
鬼の力で抑えるという陰陽道的な発想に基づくとされる。
「鬼は内」の掛け声は、鬼を追い出すのではなく味方につける独自の信仰。
江戸時代には武蔵武士の伝統を受け継ぐ地域の信仰として定着した。
明治以降も独特の信仰形態を守り続け、
節分の珍しい行事は全国的に注目されるようになった。
近年は受験シーズンの合格祈願で知名度が上昇し、
「鬼に金棒」の縁起にあやか…